■概要
雨の降る晩夏、遠方に住む友人の家へと向かった前島在処(さきしま・ありか)。しかし方向音痴のため、とある村に迷い込む。その名は「宝扇村」。

妖し月のかかる夜、仙女は贄を求む――。

そのような伝説が残る宝扇村で起こる、不可解な4つの事件。
犯人は誰だ? 在処は謎を解いて、無事帰ることが出来るのか?

―サンプル画面―

■ゲームの流れ
基本的には話を読み進めていくだけです。デジタルノベル、或いはサウンドノベル、というジャンルになるでしょうか。
共通パートのラストで1度だけ5つの選択肢が出ます。
それでその中のひとつを選ぶと、各々の話へと飛び、また話が進んでいきます。
そしてそこからは、「ひとつの物語を別視点から見る」というものではなく、「全く別の話を進める」ことになります。
ただ、このゲームはあくまで「序章」ですので、今回で話が完結することはありません。ものすごく中途半端なところで終了します。その点、ご了承下さい。
ちなみに、バッドエンド1つを除く4つの結末を見ると、タイトル画面に「おわりの言葉」というものが出てきます。
特にネタバレを書いている訳でもないんですが、もしよろしければご覧下さい(*^^*)

■登場人物
前島在処(さきしま・ありか)
主人公。17歳。
朝に弱い低血圧。普段はぼーっとしているが、いざという時には思わぬ行動力を発揮……するのかも。
道に迷った挙げ句に桜子に拾われ、御堂家で雨宿りすることになるが突然の嵐に宿泊を余儀無くされる、という「巻き込まれ不幸型」で、避けても不幸の方から直撃して来る。
別名・不幸の避雷針(貴志・談)。






苑原藤乃(そのはら・ふじの)
5月生まれ。年齢はヒミツ。旧姓・御堂。
御堂家長女。昨年結婚し、苑原姓となる。
おっとりとした大人な女性……と思いきや?
御堂家の離れにて料理教室を開いており、料理の腕前はなかなかのものらしい。







御堂桜子(みどう・さくらこ)
4月生まれ。19歳。
御堂家次女。料理が得意だが勉強はちょっと苦手。そして外見に似合わず四姉妹一番の力持ち。
おっとりとしていて少々鈍く、姉妹からは「危なっかしくて目が離せない」と言われている。
本人もどうやらそれは自覚しているらしい。







御堂紅葉(みどう・くれは)
11月生まれ。17歳。
御堂家三女。直情径行型。料理は下手だがお茶を煎れるのは得意。
毒舌家だが照れ屋。いつも怒った印象を他人に与えるが、姉妹を大切にする優しいところもある。
初対面からいきなり喧嘩腰な態度をとったため、在処に恐れられる。







御堂桃衣(みどう・ももえ)
3月生まれ。12歳。
御堂家四女。恥ずかしがり屋で引っ込み思案だが気を許した人に対しては甘えん坊。
人見知りなので、在処とも最初はなかなか話をしようとしなかった。
頭につけている大きな赤いリボンは大のお気に入り。







御堂梗一郎(みどう・きょういちろう)
8月生まれ。村の名家・御堂家の当主。
また、純文学の権威でもあり、今月も新刊を出版して話題になったばかり。
気難しく、彼に怒鳴られて胃を悪くした者は多数。
同じく作家の譲羽楊三(ゆずりは・ようぞう)とは旧知の仲らしい。







久木智頼(ひさき・ともより)
9月生まれ。御堂家執事(本人曰く「家政夫」)。
元『石蕗出版社』の編集者で、当時は梗一郎の担当をしていた。その縁で現在は御堂家で働いている。
心配性で苦労性。自分のことよりまずは御堂の者のことを考える執事の鑑。
家事育児取り敢えず一通りこなせるが、どうやら苦手なものもあるらしい。







城之内貴志(じょうのうち・たかし)
在処の親友で、赤ん坊の頃からの腐れ縁。軽い性格で、在処をからかうことが楽しみのひとつ。
今回在処は彼の家に行こうとして、その道中で迷子になった。



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